『選手&コーチ』という経験の価値
更新日:2020年11月16日
こんにちは宇田川雄翔です。
今回の記事は、先日書いた
という記事の続きとなりますので、まだの方は先にそちらをお読み頂けるといいかなと思います。
それでは行ってみましょう
どうぞ!
シュライカー大阪時代の僕の1日
僕はシュライカー大阪時代、平日毎日朝は練習、午後はチームが運営するフットサルスクールで子供たちにフットサルを教えるという生活を送っていました。
こう書くと一文でまとまる内容ですが、
朝練習を行い、ランチを食べて、早ければ14時半には家を出てスクールに向かいます。
そして19時半ごろまでスクールをして、会場から戻ってくるのは21時頃。
それから家に帰ってご飯を食べて、風呂に入って、使った服の洗濯なんかをして、次の日も朝から練習なのでコンディション維持のために24時までには絶対に寝る。
そんな感じの生活でした。
好きなことを仕事にできていて、最高な環境でしたが、なかなかハードな日々でもありました。
もちろんフットサル選手として生活する僕にとって、一番大事なのは土日の試合。
試合に出場して活躍するために毎日の朝の練習は超大事です。
でもその前日の夜にはスクールをやっていて、もちろんスクールだって手は抜けない。
親御さんたちは僕らを信じて、子供たちの成長を託してくれているのだから、そこには責任が伴います。
練習メニューも自分たちで考えるし、必要であれば一緒に練習に入ってプレーする。
※なんならそれが子供たちにとっては一番最高な環境だと思う。
となってくると、やはり気づかないうちに疲れは溜まってくるわけですね。
ここまで読むと、
宇田川はスクールを嫌々やっていたのか?
となるかもしれませんが、断じてそんなことはありません。
僕が見させて頂いたスクール生や、その親御さんなら分かると思いますが、僕はスクールをめっちゃ楽しんでやっていました!
紅白戦以外の練習も一緒になってワイワイ叫びながら、子供達と同じ視点でフットサルを楽しむことを大事にしていました。
これはやはり、『僕自身がフットサルを始めた時にブラジル人のコーチたちがそうしてくれたのが、すごく良かったという記憶があったから』です。
ここだけはおさえておいて頂ければと思います!
『応援したい』を増やす
実際のところ
僕はシュライカーでプレーしている時、
練習と試合だけで食べていけるのがベストだよな
って思ってました。
「スクールコーチとしての活動」
ではなく、
「練習をして試合を戦う。そして結果を出す。勝利する。」
お金の発生するポイントの違いですが
大きな違いです。
さっきも書いた通り、スクールをするのが嫌な訳ではありません。
プロフットサルチームとして、日本最高峰のリーグのチームとして考えた時にという話です。
でも!
シュライカーを辞めて、プロフットサル選手(フットサルで生活している人)ではなくなった時に、少し考えが変わりました。
最後にそこについて書いていきたいと思います。
選手として、プレーする事でお金を稼ぐ。
では、そのお金はどこから生まれるのかと言えば、その間にある様々なプロセスをぶっ飛ばしていくと、
「試合を見に来てくれる方々」
「スクールの売上」
「スポンサー収入」
こういった部分はある程度、イメージできますよね。
つまり「応援して頂ける方々」から、入場料やグッズ、フード代、会費、広告費等々としてチームにお金がおち、その収益がチームを支えています。
そして、その中でも「スクールの会員であり、試合も毎回見に行っています」という
ような方々を増やしていくことが大事で、多くの場合そういった方々が試合を観戦
に来る理由には、
「子供(スクール生)が行きたいと言ったから」
「子供を教えてくれているコーチが選手として試合に出るから」
ということが含まれます。
つまり、スクールを頑張る事は、
『応援したい』を生み、『見に来てくれる人』を増やすことにつながります。
会場で「〇〇コーチがんばれ〜!」という声を聞くと元気がでるし、めちゃ嬉しい!
応援される事ってめちゃくちゃ幸せなことです。
そして、この繋がりというのはその後も簡単に切れる事はありません。
シュライカーを辞めたあとも、僕のSNSを見てくれていたり、特別クラスに受かったことを報告に来てくれたり、試合会場でダッシュで挨拶に来てくれたり。
人生で、こんなに誰かに応援してもらえるというのはめちゃくちゃ幸せな事で、そのつながりを作ることができるスクールという環境はめっちゃ大事だと思います。
確かに選手として、スクールもなしで2部練できれば最高でしょう。
でもフットサルというマイナー競技だからこそ「応援したい」をいかに集められるかが重要だと思います。
そしてこの『応援したい』と思ってくれる子の中から
『僕・私もあの選手みたいになりたい』と思ってくれる子が出てきます。
『子供たちの目標になれる』というのは選手として最高なことではないでしょうか?
確かに選手として毎日ギリギリの戦いをしている状態で、そこに目を向けるのはなかなか大変で、若いうちからそんなことばかり言ってたら試合に出られません。
ガムシャラに自分のスキルとフィジカルとメンタルを鍛えていく。
そのことに全てのパワーを集中させないと戦っていける世界ではありません。
でも、そこから一歩引いたからこそ分かることもあるな〜と思います。
フットサル界が、より盛り上がりFリーグ(最高峰のリーグ)を目指すということにより高い価値がつけばいいな〜!
頑張りましょう!
//一口コラム//
今回の記事には前編の記事があるのですが、前編、後編と連続にならず、間に別の内容の記事が入ってしまいました。
全日の結果報告をしたかったので、順番がおかしくなりました。許してね🙏